Q90.プロの声の支えと声量と息は身につくのですか。
A.支えるという感覚は、体でコントロールするということです。プロは、自然にコントロールしているのですが、していなければ口先だけのものになり、伝わりません。声を出すとき、意識しすぎると、人間の体は動かなくなります。
トレーニングの段階では、体と息、息と声を意識づけていきます。不自然なことですが、仕方ないのです。
でも実際やるときは意識していたらやれません。トレーニングと本番と一緒にしてしまうとダメです。歌い手である以上、その全ての条件が整っていないといけないのですが、足らないところを知って補うのがトレーニングです。
声量、深い息については、トレーニングを何年やるのかということです。何年もやるにつれて、体の条件が有利になってきます。自分が使う必要に応じて、あればよいのです。
« Q89.声はトレーニングで出るようになりますか、歌えるようになりますか。 | トップページ | Q91.カラオケなどで、他のアーティストに似せて歌うと、のどが痛くなり、疲れます。 »