Q254.きちんと練習すれば、のどはならないようになるのか。
A.これはイメージのことばです。私がしゃべっているのは、まぎれもなくのどです。歌っているときも、のどです。ここで声が生じているのです。
しかし、例えば、バスケットで膝でシュートするとか、バッターが腰で打てといわれているようなもので、そういう一つのイメージでのことばです。
のどをはずして歌うとか、のどにひっかけないようにといっても、ことばを発するときは、のどにひっかかっているのです。のどで歌うのはだめで、のどをはずすといういい方がよいといっているようなもので、これは、事実とは違うのです。
事実とは違うのですが、そこの中で共通する感覚があるのです。できた人で、のどで歌った方がよいという人は誰もいません。そこは現実の現象をイメージとしてとりあげたことばとして、のどがならないとみていかなくてはいけません。
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