★Q594.英語の発音は、悪くないと思うのですが、パワーや勢いがつきません。
日本人の英語の発音はよくなりました。しかし、発声とリズム(強弱)がよくないのです。口先で英語を器用に発音しているだけ、ほとんど英語らしい雰囲気で聴かせているだけといってもよいでしょう。声は前に飛ばないし、強い息にのっていない。歌も声の芯や深い息がないので、私は、その一声で話したり、歌っているのが日本人とわかります。
英語は、強い息を発し、舌、歯、唇で生じさせる子音を中心とする言語です。日本語にないパワー、勢いといったものがそこからつきます。それが自然な深い声や音色につながるのですが、その根本的な部分まで、耳と声で捉えている人はどれだけいるのでしょうか。
音楽面のみならず、自然な発声と呼吸を身につけた体があってはじめて、外国人や海外のヴォーカリストと対等に渡り合える実力につながるのです。ですから、体からの深い息をなるべく深い声にするトレーニングを続けることです。
私は、あまりに広汎に使われ、なまりも許されている? 英語に限って言うなら、日本語なまりで充分だと思っています。LとRなどを言い分けるよりも、説得力のある声にする方がずっと大切なはずではないでしょうか。
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