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« Q990.自分の声がガラガラしているように思うのですが、それと息もれの「ハァー」という声とは違うのでしょうか。ガラガラした声をどうしたらやわらかく響くようにできるのでしょうか。そういう声質なのでしょうか。 | トップページ | Q992.ジラーレの発声について、できればもう少し具体的にどういう発声なのか知りたいと思いました。 »

2007年8月25日 (土)

Q991.声量を無理に上げなくても良いとしても、「マイクに頼りすぎる」という状態になることはないのか心配です。マイクを扱う機会が少ないですが、実際にはマイクを通して人に聞いてもらうことが多く、「声量を上げない」ということが、やや飲み込みきれず腑に落ちない点があります。 発声の基礎を学んでいる段階では、声量について気にすることはない、ということでしょうか。

A.基礎をやる段階としてフォルテ(強く)で練習する事は間違いではありません。しかしここで間違えてはいけないのが、どなった声はフォルテではないという事です。一番後ろの席まで豊かに響いてくるのがフォルテです。しかし力まかせにどなっている声は、自分では精一杯大きな声で歌っていても側鳴りしていて、自分には大きく聞こえても、近くの人にしか聞こえず、後ろのお客様には聞こえないのです。その上、声帯にも負担が大きく、「百害あって一利無し」です。豊かなフォルテの声と側鳴りのどなった声は全く違うのです。

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