Q1004.声が口の中でこもるのですが。(T049)
A.言葉のトレーニングを積み重ねていきましょう。言葉をひとまとまりにつかんで読んでいきます。このとき、言葉に抑揚をつけずに、体の深いところで無理なく声にできる高さで行ないます。ため息を声にできるくらいのところです。言葉に息がついてくるようになれば、生き生きとした表現もついてくるようになります。わかりにくければ、声で読むまえに、先に息だけでしっかりと言い切ってみましょう。音量の大小ではありません。力で押しつけたり、呼吸を止めてしまわないよう、気をつけてください。自分の想いが、そのまま声となって相手に伝わるようなイメージを持つことです。1フレーズずつ行なうことで、言いやすい言葉、言いにくい言葉がわかるでしょう。言いにくい言葉は、急がず、ゆっくりと言うようにしてください。
« Q1003.感情表現と統一感を両立させたいのですが。気持ちと呼吸のバランスについて教えてください。(T048) | トップページ | Q1005.プロのようにしぜんに伝わる読み方にしたいのですが。(T050) »