Q1498.喉に力が入るのですが。
A.「喉に力を入れては、いけません!」よく聞かれる言葉です。でも、それがトレーナーでなくヴォイストレーニングの書物などなら、逆の意味で注意する必要があります。声を出すための主役は声帯です。そして声帯を取り囲んで、声を出すために協力しているのは、喉の回りの筋肉です。筋肉は力を出して働きます。ですから当然、喉が働かないと、声は出ません。ましてや、人より大きく、良く通る声を出すのに、使わないはずがありません。気を付けるべきは、「喉の力の入れ過ぎ」です。
そこを誤解して、力を抜き過ぎている人が、意外に多いようです。もちろん、喉の全ての筋肉を力いっぱい使うわけではありません。この声を出す時は、こちらの筋肉中心、別の筋肉はその邪魔にならないように力を抜いて。別の声を出す時は、そちらの筋肉中心、こちらの筋肉は少し弱めに…などと、その力の入れ具合を学び修得していくことも必要です。(♭Ξ)
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