Q1553.喋りが疲れないために、どうすればよいですか。
A.長電話した後などに声がかすれたり、翌日声が出にくかったりした経験がありますか。それは、日本人が喋るときに口蓋垂(懸よう垂)が下がった状態で喋っているからです。これが上がった状態だと、声帯に負担をかけずに喋ることができます。鏡を見ながら大きく口を開け「ハッ」っと息を吸い込みましょう。すると口蓋垂が上がっているのが確認できるはずです。認識しずらかったらビックリしたときの顔の表情を作ってみましょう。その時に口内を見ると想像以上に口の中が広がっているはずです。この訓練を続けることで随分楽になる人もいるでしょう。この訓練はオーストリアのウィーンで宮廷歌手の称号をもつ、ミリャコヴィッチ先生というソプラノ歌手のレッスンでよく使われるメニュです。(♭Σ)
« Q1551.トレーナーから力んでいるといわれました。力みをとるためには、どうすればよいでしょうか。 | トップページ | Q1554.口は話すときと同じような開け方で、力を入れず顎を引くようにとのアドバイスをいただきました。前に口は上のほうに大きく上げて歌うようにとのアドバイスを受けました。力が入らないような状態では口を開けて歌ってもかまわないのでしょうか。 »