Q1964.声を出すには、どうすればよくなりますか。
A.「声は喉で出すのではない、頭で出すもの」
この言葉は、私が留学時代にある方から言われたとても印象に残っていることばです。
頭部の響きで歌う、と言う意味ではありません。考えることの大切さ、と言う意味です。練習をただもくもくと声を出しておこなうことは、決していいことではないといわれました。かりにその時調子が良くて良い声が出たとしても明日につながっていくケースは少ないように思います。声が良く出たときに、「何故良く出たのかを理解すること」が大切です。そうすると、急な本番や過酷な状況で声を出さなければならないときに、ウォーミングアップを手早く済ませられることにもつながります。また、イメージの大切さ、ということもいってきましたが、そういった意味でも、頭を使って常に声を出すようにしてください。調子が悪い時に、心を落ち着かせてから出すと調子を取り戻せるケースは多々あります。(♭∀)
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