Q2080.フォームを作ってから息を流すのですか。
A.ヴォイストレーニングを始めた時期に特に注意して欲しいのは、口を開けると同時に息を吐いて声にするのではなく、母音の形を作って息を流してという順序を必ず守るということです。母音を発音したら次の母音へ形を変化させていってその形になったら発音、常に次の母音次の母音をイメージして声を出しましょう。これは、喉を開けることの基本中の基本です。口のフォームだけでなく、体のフォームも順序をしっかり守りましょう。まず、1.完全に吐息を終わらせた状態を作って、2.肋骨を持ち上げて、3.息を取り込んで、4.静止した状態を作って、5.口の形を形作って、6.息を吐くと同時に声にする、という順番を一つ一つゆっくりと行えるようにして、だんだんその連続動作のスピードを速くできるようにするといいと思います。雑に準備されたフォームは、雑な声しか出ません。(♭∀)