Q2066.声楽やカンツォーネでは、イタリア語は必修ですか。
A.できればイタリア語を勉強されることをお勧めします。やはり、意味がわからないで歌っているのと、わかって歌うのでは表現力に差が出るのはもちろんのこと、発声にも影響するものです。意味をわかると、表現しようというふうに頭が作用します。そうすると、必然的に呼吸を取り込んでフレーズを豊かに歌おうという気持ちが生まれると思います。あとは、イタリア映画の俳優さんたちがどのようにイタリア語を喋り回しているかということを少しでもわかっていると、長母音をつかって音を支えることも自然にできるようになるかもしれません。文法的に、どの言葉が動詞で名詞で形容詞でという判断ができて、動詞の活用で過去形なのか現在形なのか未来なのかというところまでわかると十分だと思います。もちろん、イタリア人と会話ができるまで勉強されるのが一番いいと思いますが、とにかく、意味を少しでも理解できることが発声にも影響するということをわかっていてください。(♭∀)
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