Q2139.息が声と一緒に出てしまいます。
A.声は、息の通り道(気道)の先にある「声帯」を振動させて出しています。声帯は、声を出すときだけ閉じて、呼吸をしているときは開いています。声を出すときに完全に閉じていないと、声帯が振動しにくくなり、声の出が悪くなってしまいます。これを無理に出そうとすると、喉に力が入ったり、首に力が入ったりして、絞り出したような声になってしまいます。
また逆に、声帯を完全に閉じないまま力も入れずに声を出すと、声を出すときに、息の音もしてしまいます。喉に力を入れないように発声することは、よくいいますが、かすれた、息が同時に漏れているような声も、正しい発声ではありません。そういった場合、声をちゃんと出すことを意識しなければいけません。どなるわけではなく、「ハッキリと発音」するように心がけてください。もし、その息の漏れの気にならない声を出せるようになってくれば、いずれ、自然に声帯がきちんと閉じ、響きのある声に変わっていくでしょう。(♯§)
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