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2009年8月28日 (金)

Q2178.声楽の発声法というのは、誰でも同じなのですか。

A.声楽の発声法を習いたい、習いつつ他のジャンルに活かしたいと思うことはとてもいいことだと思います。しかし、声楽の発声法と言っても実はとてもさまざまです。考え方もさまざまだと思います。横隔膜の運動に比重をおくのか、狭い点に声を集めることに比重をおくのか、ということは昔からとても議論されています。ドラマチックな声を作り上げるには横隔膜の運動がとても重要になります。デメリットは、調子によっては声が厚くなりすぎることがあり、奥にこもったり声が飛んでいかなかったりする場合があります。
 声の焦点を絞って出すことに比重を置くと、そのテクニックが確実なものであればあるほど安定した歌唱ができますし、澄んだ音色を獲得できます。デメリットは、激しい表現の歌には向かないことです。もちろん、この横隔膜の運動と頭部の共鳴のことは、両立しなくてはならないことです。しかし、発声上2点3点のことを考えながら歌を歌うことはとても難しく、どちらを優先させて声を出すのかということは、歌っている最中では歌手のタイプによって異なるので、歌手によって考え方がさまざまということは、教師によっても考え方はさまざまになってしまいます。(♭∀)

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