Q2191.支えを知ることのために、何かアドバイスをお願いします。
A.3大テノールの一人、パヴァロッティの姿勢は、とても参考になります。彼はインタビューで声をどう体で支えているかたずねられて「声を体の3部で支えています。首の外側、背中の外側(肩甲骨外側、または脇の下に近いあたり)、腰(お尻の上部)です。」と答えていたそうです。これは、体を外側に開くため、そのポイント(点)のことだと思うのですが、この3点に力を入れると・・・まず首の外側に力が入ると、首が太くなります(または硬くなる)。すると、逆に声帯付近に力が入るのを避け、声帯が合わせやすくなります。・・・次の背中の外側に力が入ると、逆に体の中心の硬さがなくなり、呼吸がスムーズに行き来できます。・・・最後の腰は、力を入れることで逆に横隔膜が下がって、息が保てるようになります。この3つが1つの良い声を作るポイントです。(♯§)