Q2244.自分は、低い声が出ないことは無いのですが、どうしても舌根に力が入ってしまいます。(舌がのどの方に飛び出てくる感じがします。)そこで抜こうと努力していたら、頭が混乱し、舌根に力が入った状態と抜けた状態の違いが分からなくなってしまいました。そこでお聞きしたいのですが、舌根に力が入っているかどうか確かめる方法、舌根に力が入らずに低い声を出す方法、舌根の力を抜く方法がありましたら教えていただけないでしょうか。又、声を遠慮がちに出していたら、舌根に力が入りやすくなってしまうのでしょうか。
A.まず、舌根に力が入っているかどうかは、口を開けたときや歌ったときに舌が高く盛り上がっているかどうか鏡で見てみるとわかります。もし、舌のまん中が高くなっていて、舌がじゃまして喉の奥が見えないときは、かなり力が入っています。もし、舌が平な状態で、舌が下の歯のアーチにそって口の中の低いところにいられるようでしたら、それほど力が入っていないと思います。
舌根の力を抜くには、舌をすばやく口の中で動かしながら声を出したり、(すばやく動かない場合も力が入っています)、舌を思いっきりベェーと出しながら声を出す(きれいな発音はしづらいです)のも有効です。この練習で、舌の力を抜くコツを体が覚えられれば力が抜けます。また、声を出すときに「舌根に力が入る」ことを意識していたら、声を遠慮がちに出しても、遠慮しなくても疲れてしまうと思います。お腹を使うことを意識してください。(♯§)
« Q2243."a"の発声の時は"a"の口の形にすることについてですが、息を鋭く飛ばすためには口は縦長にする方がよいと会報に書かれていた気がします。これは"a"ではなく"o"や"u"の発声の時のことでしょうか?それとも"a"の形で息を縦長にするイメージを持つということなのでしょうか。 | トップページ | Q2246.響きの場所を探すにあたり、まだ今の段階では自分で響いているかどうかを見分けることはできないとのお話でしたが、そうすると響きの場所を見分ける手立てとしては、「自分なりに響きの場所の見当をつけておいて、それを二週間ごとのレッスン時に、その場所であっているかどうかをチェックしてもらう」、という方法しか今のところはない、ということでしょうか。 »