Q2427.声のボリュームがうまく調整できません。コントロールするコツはありますか。
A.質問としては、大きな声が出ないということなのか、小さな声がうまくコントロールして出せないということなのか、によって答えは違ってきます。
前者の場合は、体を鍛え、呼吸器官を鍛えていけば、結果的に息が強く吐けるようになり、声も大きくなってくるはずです。後者の場合は、その大きく声が出せる状態から、体の支えを生かしていくことで、小さな、しかもテンションの高い声が出せるようになります。
のど中心ではなく、体から声を出せるようになってくると、ボリュームも調整できるようになってきます。
またボリュームをコントロールする前に、気持ちによってボリュームが変化する声にすることが大切です。意図的にボリュームをコントロールするのではなく、自然にボリュームが変化することのほうが大切なのです。
そのためには気持ちと息の流れを連動させていくことが必要になってきます。気持ちが高まり、息の流れが強くなってきて、声の量もアップしてくる。こういう捉え方をしていきましょう。「気持ち→息→声」この流れを意識し、この流れの順番で、ボリュームもコントロールされてきます。
練習の段階では、大きく声を出したり、小さく出したりということを、意識してやることはいいと思います。その際も、声の強弱ではなく、息の量の強弱を意識していくことです。息の量のコントロールができれば、声のボリュームも調整できるのです。
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