Q2632.ハミングのときに、「少し息が多くて広がってしまっているので、もっと鼻だけにしたい、鼻をもっと感じて」、とのアドバイスをいただきましたが、以前、別のトレーナーの先生に、「ハミングでたまに鼻にかかってしまう時があるので(前すぎるので)もっと上、または後ろを意識して、鼻にかからないように」、とアドバイスをされたことがあるので、鼻を意識するのに躊躇してしまいます。鼻の使い方にもいろいろあるのでしょうか。
A.鼻腔の共鳴を加えていくことで、喉の鳴りだけではない高い響きをつけることができます。そのためにハミングの練習をトレーニングメニューに入れています。ただ、鼻を意識していても、それが低い位置であったり、奥に入ってしまうと、いわゆる「鼻に掛かった声」になってしまいます。鼻に掛かってしまう際に、もしかしたら鼻先や前歯の高さで感じているかもしれません。感じて欲しい場所としては、軟口蓋から鼻の付け根のあたりです。(♯Λ)
« Q2631.実際に舞台などに立つとき、どのように自分の声をモニターしますか。スタジオに入るときや、録音のときなどヘッドフォンなどで大きめに声をリターンしないと歌えません。体に声の出し方が感覚として染み付いているのでしょうか。それとも、大音量で発声するのでモニターがなくても自分の声が分かるのでしょうか。 | トップページ | Q2634.他のトレーナの方では、息を吸った後、体は支えるだけで力を入れず、喉に力を入れて発声をおこなうという事を教えていただいています。 »