Q2706.外国語発音の歌唱のコツについて。
A.世界を見回しても、子音と母音の意識をもたずに話している国民は、日本人くらいと思います。お隣の韓国でも、200以上の音があります。また日本語というのは、腹筋を使わなくても口先だけで話せてしまうことばでもあります。西洋の歌唱をマスターしようとしている私たちにとって、まず大事なことは普段話しているポジションで歌わないこと(日本語の感覚から離れること)です。それから、日本語を歌うにしても、たとえば「ま」と歌うとしたら、一つの「ま」という字を浮かべないで、「Ma」思うようにしてください。そして、まず子音のMをその音の高さで準備し、発音します。つまり、自分の今まで生きてきた常識・感覚に合わせようとしながらマスターしようとするのではなく、全く新しいものをマスターするつもりで受け入れるようにしてください。西洋の子供になったかのつもりで。(♯Θ)
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