Q2807.声を浮かしているのは何故いけないのでしょうか。
A.声の響きが高いポジションにあるという事は、決して鼻や頭だけを意識してできるものではありません。もっというと、上のゾーンのみを意識すると絶対に高いポジションに声は響きません。発声のベースとなる中低音域の出し方が定まっていて、そのベースになる部分の上に頭部の響きは意識をもっていかないといけません。感覚としては、息が出ていく感覚が口と鼻の両方から出ていくような感覚になります。この感覚になってくると、パッサッジョをうまく解決できる条件が一つそろいます。頭部の響きは重要な課題ですが、言い換えると屋根が家に大切なものですといっていることと同じです。屋根だけでは家は成り立ちません。土台もしっかりしていないといけないのです。 (♭∀)
« Q2805.高音域をうまく解決するにはどうしたらいいでしょう。 | トップページ | Q2808.レッスンにむけてどのような心構えでいた方がいいですか。 »