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2010年7月26日 (月)

Q2843.跳躍する音をなめらかに歌うためのトレーニング法はありますか?

A.点でとらえるのではなく、線でとらえていくことが大切です。そしてその線を息の流れでつなげていくのです。こういったイメージをまずはもちましょう。
なめらかに歌うのですが、最初は2個の点としてとらえなければいけません。自分が苦手な跳躍音2つを何度もピアノで弾き、音を完全に頭に入れていきましょう。音が完全に入ったら、最初の線でつなげていくイメージで歌ってみましょう。この練習を繰り返すだけでも、そうとうなめらかさは出てくると思います。そして慣れてきて、なめらかではあるけれども、あいまいななめらかさになってきたら、また2つの音を点でとらえて正確に歌っていきましょう。この繰り返しが大切です。
また跳躍する音も(上から下)よりも(下から上)に移行するほうが難しいのではないでしょうか。(下から上)に跳躍する際は、下の音を歌っていて、突如、上の音に飛ぶのではなく、下の音を歌っている時点で、上の音に向かって息の流れを強めたり、ボリュームを上げたりして、勢いをつけていきます。上の音に向かって助走をつけていくというイメージです。
このイメージがつかめれば、上の音を出す前にすでに、体的にも呼吸的にも準備万端な状態になります。そうすれば、なめらかにつないでいくことができるのです。
また完全に音程が入っていても、声をずり上げてしまうこともあるかと思います。声のひびきを深く取りすぎると、重くなってしまい、ずり上げてしまうことがあります。録音してみて、この状態になっているのであれば、ストレートに音が移行できるように修正していきましょう。ずり上げるとなめらかに聞こえるのですが、こういったなめらかさはいりません。

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