Q2913.発声、発音に関しての総合的な視点でアドバイスをお願いします。
A.発声法で気をつける点を大まかに分けると、呼吸、響き、発音、フォーム、の四点だと思います。呼吸は常に動いているということが重要です。浅くではなく深く動くということが重要です。響きで重要な点は、響きを感じる点に注意を向けて、、響きがあるべきところにない場合は呼吸や発音を修正するということです。響きは、決して作り出そうとするものではないので、呼吸を響きに当てはめて自分の響きを聴かないようにすることも大切です。発音に関しては、口の開閉の仕方に癖や固さ、不自由な点が無いかチェックする必要があります。しかし、声が口先だけで浅くならないように全体のフォームもチェックしながら行なってみてください。フォームは、呼吸、響き、発音に姿勢を加えた、全体的なイメージをひとつにまとめて、自分の感覚の視野を広く持つということを考えて声を扱うということが大切です。最終的に、細かいチェック点をすべてを「全体の絵」として捉えて、フォームを自分でつくる、ということをどれだけ集中してできるかで、実りのある練習になるかならないかが決まってきます。(♭∀)
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