Q2909.どうしても調子が悪いときのアドバイスをください。
A.発声とスポーツは、とても似ていますが、一所懸命行なって効果をあげてある一定のレベルまで上達させる、ということがスポーツよりも難しいかもしれません。もちろんどんな世界でも、一流の人のテクニックというものは用意に手に入るものではありませんが、こと声に関してはある程度上達して楽しく声を出せるようになる、というところまでいくのになかなか難しい人のほうが多いと思います。発声の運動は、最終的には喉という無数にある複雑な筋肉郡の機能がものをいいます。つまり、どんなに体全体のフォームがよかったとしても、喉の細かい筋肉運動に何らかの弊害があると、よい声が出せない可能性が大いにあるからです。そのことを踏まえて、特に調子が悪いときは、むやみにフォームをいろいろいじりすぎないで、インターバルを置いて冷静に練習するようにしましょう。
(♭∀)