Q2877.ヴォイスとレーニングの初期段階では弱い声をあまり使わないほうがよいのでしょうか?
A.弱声のテクニックは、プロとしてのレベルを計るひとつの判断材料であると思いますが、弱声のテクニックは、ヴォイストレーニングの初期ではあまり考えないほうがいいと私は思います。弱声やピアノで上辺をなぞって器用にこなす人も中にはいますが、本当にしっかりした声は育たないと思います。逆に、一本調子でもよいので素直な声を出し続けることが初期段階では大事なことです。また、弱声をうわべだけで綺麗にこなすことを覚えるということは、口先をつかって歌うことになるので、後々に矯正しづらい作り声を習慣づけることになります。ナチュラルな声とは、作られたものではありません。素直に出す声というものを最初は大切にしてみてください。(♭∀)
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