Q2880.息が漏れない声とはどのような感覚がありますか?
A.吸気傾向を感じながら息を吐くことは、息を流す上でとても重要な感覚です。声の支えとは、息を下で保持するというか、たくさんでないようにしようとする力のことで、上で外に流れていこうとする力と喧嘩するような感覚になります。支えがうまくいったときには、ただ息を流す方向にだけ力が働いている感覚ではなく、吸い込まれていくような感覚も同時に存在することがあります。また、この吸気傾向を失わずに息を最後まで吐けたあとに、息を吸うときにとても効率よく吸気運動が行われることも事実です。この吸気傾向にある感覚は、体全体の動きの中ではじめて生まれる感覚だと思います。けっして、喉から上の感覚のみではつかめないものです。(♭∀)
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