Q2878.リラックスして声を出すにはどうしたらいいですか?
A.喉から上に余計な緊張を加えないで声を出すということは、喉から下を理にかなった方法で声を出すということに置き換えられると思います。喉から下の状態がよい状態で声を出していると、舌や顎の余計な緊張は自然となくなってきます。また、横隔膜を下げることと同時に、上げることもとても大切なことです。常に下げようとする意識をもつと、横隔膜の運動能力は低下して、逆に下がらないと思います。そのことも忘れないようにしましょう。下腹と鳩尾、胸の自発的な運動をうまく行なえると、横隔膜がどうなったら下がってどうなったら上がるのかという感覚がわかってくると思います。ちなみにそのこと無しに声のポジションを頭に、と考えてしまうと、結局は頭に響く声は出ません。(♭∀)
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