Q2931.「愛あれば愛せよ」という文章を「アイアエアアイエオ」と母音読みするのはどんな効果があるのでしょうか?
A.母音読みすると、1文の流れがつかみやすいということがあります。子音がないために息の流れが感じやすくなります。息の流れが感じられるようになるまで、母音読みをしてみましょう。表現の段階に入ったら、最終的にはこの息の流れに気持ちを乗せていけばよいのです。
また母音だけで読んでいるときは、口も閉じることがないので、流れが感じやすいのではないでしょうか。
子音で声を出すときには、口の中も閉じなければなりませんし、のども多少つめなければなりません。しかし母音ではそういった引っかかりがないため、ストレートに声を出すことができます。母音で読んでいくことで、ひびきをよくしていきます。さらにそのひびきを統一させていくことで、「アイウエオ」のすべての母音を深い声にしていけます。この状態を作り、その上に子音を乗せていくのです。母音→子音という過程が、発声では大切になります。
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