Q3003.大きな声を出して練習していると、叫んでいるように聞こえるとまわりから言われます。練習方法が間違っているのでしょうか?
A.のど中心で声を出しているのが原因ですね。事実叫んでいるのだと思います。大きな声を出そうとしていることはよいと思うのですが、もっと体を使い、お腹から声を出すことができれば、のどの力も抜けてきて叫んでいるようには聞こえなくなってくると思います。何事も練習が大切です。あまりまわりの意見に惑わされずに、レッスンで行なったことを淡々と行なっていきましょう。
また大きな声を出すことに慣れていないのも原因ですね。自分自身も叫んでいると思っているからこそ、そういった意見が気になってしまうのです。体を使って大きな声を出すということに早く慣れていきましょう。体が慣れてくれば、大きな声を出しても気にならずに、普通の感覚で聞くことができるようになってきます。
また息吐きの練習も並行して行なっていきましょう。声を出す練習と息吐きの練習を並行して行なっていくことで、バランスが取れてきます。基本は強く息を吐くことです。強い息を吐いて、強い息が鍛えられれば、その延長で大きな声も楽に出せるようになってきます。引き続き練習を行なっていきましょう。
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