Q3020.鼻腔の響きは必要でしょうか。
A.鼻腔の響き(もっというと頭蓋骨内)はとても重要な声のポジションの一つで、このポジションに声が響くということはとても重要なことです。鼻といわれると皆さんは鼻の穴あたりかと思われるかもしれませんが、目の後ろ側にも空洞が広がっています。その位置に声を響かせることは容易にはできることではないと思います。どうやったらそのポジションで声を響かせることができるといったら、鼻からも息が外に向かって出ていくということが大切になってきます。口腔内だけで息を吐くと、頭蓋骨の響きはなくなってしまうということです。呼吸をするときは、鼻が正しい、口が正しいという風に考えるのではなく、両方から取り込むということが大切です。割合が変わっても、一つの出口に頼り過ぎないようにしてみるとよいと思います。(♭∀)
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