Q3004.発声練習を行なっていると、声が低くなっているように思えるのですが、声は低くなってほしくないのですが、どうしたらよいのでしょうか?
A.体から声を出すようになると、今までより声が低く聞こえるはずです。これは声が深くなったからであり、体がひびいている証拠です。現段階ではあまり気にしないことです。声を鍛えていく過程では必ずそうなります。声を鍛えていきたいのであれば、方向としては間違っていません。引き続き練習していってください。
低い声が気になるということですが、まだトレーニングを始めてまもない時期ですから、のどにも力が入っているし、体も使えていませんし、声が低く聞こえると言っていますが、まだまだ深い声ではありません。まだまだ未完成なのです。練習を積み重ねていって、自然な形で声が出せるようになれば、自分がもっている本来のよい声が出てきます。その声を目指していきましょう。
芸事や歌・セリフ等を習っていても、特別なことではなく、社会と結びつき、社会の常識も理解していなくてはいけません。自分ひとりだけで表現を行なうことはできません。見たり聞いたりしてくれる人がいてくれるからこそ、表現することが成り立つのです。また学ぶ過程においては、そこに必ず人間関係が発生してきます。人間関係を無視して我がままに学ぶことは成り立ちません。
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