Q3097.声を前に飛ばすには例えばどのようなトレーニングがありますか?共鳴のためのハミングは大切だとして、あとのメニュは前に声を出すためのトレーニングとしては実感に欠けます。ブレストレーニングやスケールトレーニングあたりでは。唯一実感があるのはヤッホー!と大きく響かすトレーニングです。やはり体作りをしてできるまで待つしかないのでしょうか?私は時間をかけてできるようにしていくのがベストだと思っています。
A.まず、ハミングが共鳴の為という認識を変えていきましょう。鼻腔共鳴は声が前にいなくてはできません。もっというと鼻腔共鳴ができない方は楽な声で全ての音域を前に飛ばすことはできません。
ハミングができない方は基本的な発声のトレーニングのほとんどに苦労すると思います。また、ヴォイストレーニングで陥りやすい点ですが自分で気持ちのよい場所で歌えば歌うほど、人にはよく聞こえてこないといったことがあります。内声(自分に聞こえる声)と外声(人が聞いている声)は違うのです。まずはトレーナーにレッスンでもらったアドバイスを徹底的にやってみましょう。それを次回のレッスンでトレーナーに示して下さい。それでまた違ったアドバイスをもらってトレーニングするのです。
自分の耳にたよったトレーニングほど間違いが大きく取り除くことが大変なものはありません。声を前に出すためのトレーニングだったらヤッホーと飛ばすだけで充分です。これだけでもトレーナーが納得できる声を出せているレッスン受講生さんは少ないのです。
まずはレッスンを大事にしましょう。 (♭Σ)
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