Q3050.大きな声でなく、響きのある声を出すにはどうしたらいいでしょうか。
A.大きな声と響きのある声はあきらかに違うもので、後者に対して前者は、声を押さえて出そうとすると途端に聞き取りにくい声になったりテンションの落ちた声、遠くまで通りにくい声になってしまいます。この大きな声と響きのある声という違いはどこから来るのかというと、まずはリラックスして声を扱えているかどうかということが問題になってきます。それからもう一つ大事なことは、どの共鳴腔も常にあけておくということが大切です。特に、頭蓋骨の響き、頭部の共鳴です。低音は胸に響かせて、高音は頭に響かせる、という風に単純に考える人はとても多いと思いますが、厳密には響きの割合が胸か頭部かで変わってくるものだという考え方がよいかと思います。低音でも、頭部の響きを0にしてしまうと、声は可能性を半分にしてしまうということです。(♭∀)
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