サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« Q3185.「レッスン時の声の出し方の良し悪しの判断基準について」 | トップページ | Q3188.「発声の時に、音階が下降していくと音程も下がってしまう。不安定になってしまうのですが。」 »

2011年1月14日 (金)

Q3187.「高音になると声が引いてしまって音量が小さくなってしまいます。高音を声量を落とさずに発声するのにはどうしたらよいでしょうか。」

A.声を引いている感覚があるのであれば、声と息を前に流す方向にしていきましょう。
ただし、声を前に出す=喉で押す、ではないので注意してください。
自分の得意な母音を用いて(注:どんな母音でも縦に発語するのを忘れずに)、2点ハ音近くから単音づつロングトーンで伸ばします。
5,6拍をめどに行なってみてください。この時、音量は減衰させずにクレッシェンドする様に徐々に膨らませていきます。喉だけで音量アップしないようにすることが注意です。しっかりと横隔膜や丹田で支えて、息を身体の芯から流すことで、自分の声を膨らませてください。
声量を身につけることはある程度の時間、年月を要することす。無理せず少しづつ、継続して練習していきましょう。ボリュームが増してきたら、さまざまな発声練習と組み合わせた時に、その高音がボリュームダウンしない様に連結させていきましょう。
ひいては各人が目指している分野の曲に活かしていければよいです。どんな分野であれ、響きある豊かな高音は、人々の心を動かすものだと思いませんか。

« Q3185.「レッスン時の声の出し方の良し悪しの判断基準について」 | トップページ | Q3188.「発声の時に、音階が下降していくと音程も下がってしまう。不安定になってしまうのですが。」 »