サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« Q3189.「苦手意識のある音を歌う時、きちんと出そうとすると躊躇して遅れてしまうし、勢い出そうとすると乱暴になってしまいますが、どうしたらよいでしょうか。」 | トップページ | Q3192.「歌のために睡眠が大切と聞いたことがあるのですが、どういうことでしょうか。」 »

2011年1月16日 (日)

Q3190.「低い音域を発声したり、歌ったりする時に、声として『鳴って』いるか不安で声が落ちてしまうのですが。」

A.低音部を歌っているという感覚が強かったり、のどが楽器のように鳴っているという感覚を得やすいというのは、胸声(いわゆる地声)という方も多いと思います。胸声が悪いのではなく、歌の中やセリフの中等で、むしろ胸声を使った方が、表現にメリハリ・濃淡がでる場合もあるでしょう。
ただし、発声というのは、自分の声をまず「プレーンに整える場」で自分の「基礎・土台作り」となる場です。そこでは、頭声で低音を充実させていくことも重要なのです。
頭声で密度ある低音を出せたり、使えたりした上で、表現の1つとして、胸声をあえて用いるのと、低音域は胸声しか使えないのでは、大きな差があるからです。
普通に一連の発声を行い、一度高音部まで声のポジションを上げてから(発声を)降りていくと、比較的スムーズに頭声で低音が出る感覚も得やすいので、その感覚と糸口に声の芯をつくり、声全体を徐々に(一気には無理です)充実させていく方向に持っていきましょう。

« Q3189.「苦手意識のある音を歌う時、きちんと出そうとすると躊躇して遅れてしまうし、勢い出そうとすると乱暴になってしまいますが、どうしたらよいでしょうか。」 | トップページ | Q3192.「歌のために睡眠が大切と聞いたことがあるのですが、どういうことでしょうか。」 »