Q3196.「アエイオウという5つの母音の中で声に乗せやすい母音と乗せがたい母音があるが、どのようにしたらよいか。」
A.まず一人ひとりに得意な母音と不得意な母音があると思います。どれが得意でどれが不得意なのかも異なるものです。
「苦手だ」と思っていると、その意識を取り除くのは、結構難しいことです。まず声を出すとき、声を整えるときは、自身が出しやすい母音、できるだけしぜんな状態で声を鳴らせる母音をチョイスしてみてください。
次にその得意な母音を歌った状態・ポジションのまま、不得意な(苦手意識のある)母音を当てはめて声を出してみてください。
ただ、普通に苦手な母音を練習するよりかは、幾分感覚が違うのです。得意と不得意を交互に繰り返すことで、身体や喉、声のどういう部分が得意な母音と不得意な母音とで違うのかという分析もできます。そこから、改良、改善していくヒントを自分で見出しやすいとよいと思います。
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