Q3205.「自分では気づかなかったのですが、歌っているときの姿勢が片方に偏っているようです。歌に影響があるのでしょうか。またどうすれば直りますか。」
A.レッスンの始めにいつもストレッチを軽くやるようにしていますが、これは体の力を抜いてリラックスしながら体から声が出やすくするための準備です。それと同時にスタジオの鏡を使って姿勢をチェックする時間でもあります。姿勢が悪いと本来ならば息が体をまっすぐ一本通り抜けるところが息の線が曲がってしまい思うように声が出ない、出している割には声が遠くに飛ばない、喉が疲れやすいなどという実感が出てくるようです。
実際姿勢が悪いと体の違う箇所に力が入り、力んで声を出した結果、喉が痛くなるという悪循環がよく見受けられます。体の支えの中心がずれてしまうんですね。
原因としては普段から重いかばんなどをいつも同じほうの手で持って移動していると、気づかないうちに体がどちらかに偏る、座って書き物をしているときの姿勢が悪い、頬杖をつく癖があるなど日常の生活の中で心がければ直ることが多いです。
まずしっかりと両足に均等に体重のウエイトをかけ、鏡を見て体が左右対称になっているかどうか観察しましょう。トレーナーに見てもらうのが一番よいです。
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