Q3226.歌っていて音程が悪いと「ピアノをよく聞いて」とよく言われます。また、先生が音程の悪かったフレーズを歌ってくれることもあります。
A.聞いてと言われても、何の音が鳴っているのかもわからないし…と考えてしまうかもしれませんが、わからなくてもこの「聞く」という気持ちがとても重要なのです。
注意深く耳を傾けることです。例えば歌詞やリズムなど、他のことに気をとられていませんか。
声を発する瞬間、頭と体は、同時にたくさんのことをやっています。
今、歌っている箇所の音程、リズム、更には次の歌詞やリズムを思い出し、体の支え、声帯の使い方など、さまざまなことに気を配っています。
何か気をとられた瞬間、他のことがおざなりになり、音程もわからなくなってしまったりするのです。
ですから、できることは、よりしっかりやって、間違えが起こらないよう、完璧に近づけておくことも大事です。
アンテナをいつも張っておくことを忘れないようにしてください。わからなくても、「聞こう」とすることが、いい音程で歌える秘訣です。
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