Q3237.音階練習のとき、音が上がるにつれ息の量、もしくは声を大きく出してもいいものなのでしょうか。
A.高い音にいくに連れて音量が大きくなるのはしぜんな原理です。ですが、無意識ではいけません。自分のテンション・感情に流されて闇雲に歌うのではなく、歌い手ならば息の量・音量をはじめ、表現においてまですべてコントロールできなければなりません。レッスンでも、音階練習をする際にクッレシェンド・デクレッシェンドをしているのはそのためです。はじめは同じ音量で音階を練習をしてみてください。その時、しぜんと音量を出したくなってしまいますが、まずは我慢をしてください。それができたあと、クッレシェンド・デクレッシェンドを意識的に行いましょう。ここから音を大きくして、ここから音を弱くするなど、考えながら歌ってください。発声段階からこういった意識を持っていると、曲を歌うときに大変有効的になります。なぜここで音量を変えるのか、など根拠をもった歌い方ができるようになります。(♭Π)
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