Q3314.声が浅いのですが、改善するヒントは何かありますか。
A.高音域を歌うときに、世紀の大テノールであるエンリーコ・カルーソが言っていたことばですが、「うなじで歌う」ということを言ったとの事です。目で見る景色の中に、体の後ろ側は写らないということもあり、うなじや背筋などを使うことは感覚としてとてもつかみづらいものだと思います。しかし、この目で見えない部分であるからだの後ろ側に、体全体から声を出せるようになるヒントがたくさん隠されています。あとは、体の後ろ側を使う際に、大切なことは、良い姿勢をとることです。猫背になっていては、体の前の部分に頼りすぎた浅い声になってしまいます。よい姿勢を維持すると言う意味でも、ストレッチなどをして、常に発声フォームがぶれない工夫をすることも大切です。(♭∀)
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