Q3329.レガートで気をつけることはありますか。
A.レガートでは、息の流れが止まらないなかでことばをのせるということが大切です。しかし、発音をあいまいにして息を漏らすこととは違う、ということがなかなかわからない人は多いと思います。レガートのときに特に大切なことは、子音を発音する瞬間です。子音を発音する瞬間に息が漏れやすくなったり呼吸の流れが止まってしまうという人が圧倒的に多いと思います。特に、破裂音のときは厳密には一度息の流れが静止して破裂されるため、息を動かそうとする力がここで止まらないように発音する必要があります。実はレガートのテクニックを習得すると、逆に発音が聞き取りやすくなるものです。破裂音の際には呼吸が動こうとする力を利用して発音されるため、遠くに子音の発音が飛びやすくなります。レガートではそれらの点に気をつけてください。(♭∀)
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