Q3345.声は少しずつしか変わりませんか?
A.声を磨くということは、長い目で見なければなりません。明日には、自分の今もっている声の2つも3つも上のレベルになるように考えると、どこかに無理な力が入ってしまうと思います。
それとは反して、発声上で例えば邪魔になる癖をひとつ排除することに成功した場合、2つ3つ上のレベルの声がその場ででるというケースがあることも頭に入れておきましょう。これは、ヴォイストレーニング中級者レベルくらいから、とても重要な点になってきます。つまり、中級者以上から必要になってくることは、声のクオリティがほんのすこしの感覚の違いによって変わるということをわかること、そして、高いクオリティの声を扱う精度やパーセンテージをあげていく、ということです。ある程度以上のレベルになると、一瞬劇的に違う声がでる、ということも目指さなければいけませんし、その一瞬の声を定着させるにそれなりの時間をかけてじっくり取り組むということも目指さなければなりません。(♭∀)