Q3346.発声時にお腹をどう使いますか。
A.お腹の使い方という前に、声はどのようにしてエネルギーを持つのか、ということをわかっておく必要があります。呼吸が活発に動くということは、肺が活発に動きということです。肺は、肋骨によって守られています。つまり、肺が活発に動きには、肋間筋が大きく働かないといけません。そのためには、胸、脇、腰の筋肉も必要とします。特に、パッサッジョで声を浮かせないためには、胸の支えというものも必要です。息を吸う時も、お腹ばかりがぺこぺこ動いている人が多いですが、肺を取り囲む胸や背中側にも息が入る感覚になってほしいと思います。よいオペラ歌手が薄着でステージで歌っている動画などを探すと参考になるかと思います。お腹だけでなく、体全体が動いていることを確認できると思います。よく胸を上げてはいけないといいますが、それも半分間違いで、胸、腹、背中など全て大きく動くと思ってください。 (♭∀)