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2011年5月21日 (土)

Q3432.喉の力は抜くのでしょうか。

A.のどの力を抜いて、といわれることがあると思います。しかし、大半の人は息を漏らして頼りない声を出してしまうと思います。高音域では、声の抵抗というものが生まれないとその音に到達することはできません。つまり、喉以外の箇所で抵抗を感じられれば、自ずと喉の不要な力は抜ける、と考えたほうがよいと思います。では、喉以外の箇所とは具体的にどこかというと、鎖骨の下と上あごよりも上です。必要な力は、上あごから上は、表情筋を引き上げる力、鎖骨の下は空気を保ったまま逃がさないようにする力です。この2つの力によって、結果的に喉で抵抗をつくらなくてもよい状態にすればよいのです。これに成功すると、パッサッジョとアックートは、ミックスヴォイスに頼らなくても容易にできるようになります。

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