Q3467.声門は自分で閉めようと思ったほうがいいでしょうか。
A.必要以上に声門を閉めようと力をいれすぎると、喉は過緊張状態になります。このような状態で発声している人はとても多く、いわゆる喉声とはこの状態の声だともいえます。声門は、勝手に閉じるのを待つ、というくらいの気持ちで「薄く」扱うよう心がけましょう。どこで声の支えを作るかといったら、呼吸のバランスです。特に、吐気と吸気の間でいかに空気の漏れをなくすかです。出した空気をそのまま折り返すように、またはリバースするように吸えると、体が自然に拡張してくれると思います。そのバランスこそが、リラックスした喉の状態を作り、声門をしっかりと閉鎖することを助けます。特に調子が悪くて喉がガラガラするときなどに、絶対に、喉に力を入れて声帯をあわせようと思わないことです。
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