Q3489.声を使う体力は必要ですか。
A.レッスンで発声法のテクニックを指導していても、どうしてもついてこられない人の中には、レッスン中に少しでもよい声を出せるように頑張ろうと思う「気持ち」があっても、「体力」がついてこない生徒さんです。ある程度の声を出せるには、トップアスリートのような強靭な体力が必ずしも必要なわけではありません。(プロとしてのレベルを限りなく追求するためにはその要素は必要です。)しかし、例えば走りだして一分も立たないうちにギブアップしてしまうような方が意外と多いように感じます。ヴォイストレーニングを受けなくてもいい声をもっていらっしゃる方の共通点は、例えば一日中市場で声を張り上げ続けることができる、または農作業を一日中行うことができる「充分な体力」があることです。特に、生活習慣病や不規則な生活を改善することが、とても重要な生徒さんが意外と多い気がします。これを解決できるのは、皆さん自身だと思うので、心身ともに充実した生活を送る努力も怠らないようにしましょう。
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