Q3509.響きの悪い部屋での練習はためになりますか。
A.喉を詰めて発声することに慣れてしまうと、響かない部屋になるほど自分の声がうまく出ていないように感じると思います。これに対して空気をうまく利用して声を出すと、響く場所でも響かない場所でもしっかり声が空間を満たしてくれます。響きの空間は良くも悪くも、声を押しているかそうでないかがはっきりとわかると思います。オペラ歌手も、空間が大きく響かない場所でjは、出し方がうまい人は声が疲れませんが、喉に少しでもかかってしまう歌手は調子が悪くなることが多いです。響きすぎる部屋で歌うと、自分の声が全部よく出ているように錯覚して声が伸びていかない、ということもあるくらいです。どんな部屋でもいい声が出せるようにするには響きのないデッドな場所になれることだと思います。あえてデッドな響きを作るには、カーテンを引いたり、床にマットやカーペットをしくなどすると作れます。
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