サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« Q3509.響きの悪い部屋での練習はためになりますか。 | トップページ | Q3511.筋力トレーニングをすれば声がでるようになりますか。 »

2011年8月 7日 (日)

Q3510.高い声にあこがれますが、高音はどこまでも伸びるものですか。

A.最近のJ-POPを聴くと音域が高い曲も多いですし、ヴォイストレーニング受ける動機が高い声を出すためという人が多い風潮があります。しかし、高音が出せるかどうかよりも、クオリティの高い音質で高い声を出せるか否かのほうが重要です。また、高い声というのは人によってある程度の限界というものがあります。音の高さに到達するということ自体は可能性としては無限であるともいえます。しかし、高い音ばかりがとても長く続くフレーズでも、ことばをはっきり発音して高音を出すことは、高音が出しやすい声帯になっている人と出しづらい低い声用の声帯になっている人とで大きく変わってきます。どれだけトレーニングで高音を獲得した人でも、高い声の音質というのは母音の音色を変えないと難しい点があります。その母音の音色を変えた声でことばをハッキリと伝えることはとても難しいのです。自分の声帯を知って、無理のない音域を獲得しなければならないのはそのためです。

« Q3509.響きの悪い部屋での練習はためになりますか。 | トップページ | Q3511.筋力トレーニングをすれば声がでるようになりますか。 »