Ｑ3560．世界一になれるレッスンはありますか。
Ａ．その点に関して、ここは望まれなら、トレーニングとして厳しく、同時に世界一になれるための判断の力をつけていきます。レッスンとして得るのなら、その判断力がなければムリではないでしょうか。
日本の歌い手は、本人がどのくらいよいのか、どのくらい悪いのか、あるいは一曲歌った中で、ここは世界レベルに通じるという一瞬というのはどこにあるのか、どこは日本ならやれるとしても、それ以外は充分でないという指摘がされていないです。
大体、聞いている人の主観だけで、それ以外はピッチかリズムが悪いねとか、もうちょっとテンション上げたらなどでしょう。その辺は、２、３０年前の方が厳しかったと思います。
まず、鋭い耳が持つことです。すぐれたトレーナーから学ぶべきものは耳だと思っています。声だけではないのです。ただそういう声が出せるようになることで、耳もよくなる、そして耳がよくなってまた声もよくなっていくという循環の中でやっていきたいものです。
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