Q3607.発声を間違うことは必ずしも悪いことと思われないのですが。
A.発声に回り道は必要だと個人的には思います。正しい方法だけをピックアップして、最短距離を通っていい声にたどり着きたいとみな思うものですし、ある意味ではこうあるべきですが、そう簡単に問屋がおろしてくれないのが声の勉強だと思います。一時的に発声を間違ってしまい、声が出なくなった経験とは、すべてを否定する出来事ではなく、逆に、そこから得るものも大いにあります。このような方法では声が出なくなるということをわかることは、声が出るようになるための大きなヒントともとれるからです。大歌手の中にも、若い頃発声で幾度となく失敗を繰り返した歌手はたくさんいます。その失敗から、独自の成功の法則を見つけて、素晴らしい声を手にする人がほとんどであるとも感じます。(♭∀)
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