Q3638.パッサッジョで母音の音色が変わるのはなぜでしょうか。
A.パッサッジョでオ母音の音色の変化は別名、
「母音修正」と呼ばれるカヴァーリング、その他イタリアでは「コペルトゥーラ」、ドイツでは「デックング」といいます。さて、この技法の本質はなにでしょうか。それは、喉頭蓋(気道と食道を分ける蓋)の傾斜による効果らしいです。この喉頭蓋は気道を狭めるように倒れることはNGという記述もなかにはありますが、これは必ずしも正解ではないと思います。この傾斜も微妙な調整があるようです。舌を引っ張り出し、喉声で「エ~」と発声するやり方が日本で流行っていた時期がありますが、この流派の人達に欠けていた事柄が、この喉頭蓋を傾斜させる技法だと思います。(♭∀)
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