Q3639.パッサッジョを開かないためのアドヴァイスをください。
A.パッサッジョ以上の高い音は、声を閉じて身体の中に留めておこうとする力によって支えなければならないことは、これまで何度も述べてきました。喉を締めるということと、声を閉じるということはまったく別物であり、声を閉じることによって結果喉が開くと表現すれば一番的確かと思います。
具体的な練習方法としては、跳躍練習が一番よいと思います。ドミソドというスケールを例に出すと、ソ→ドという4度の跳躍が一番重要です。練習としては、ソの音を保ったまま喉の緊張感、息のスピードをまったく変えず、①お腹を中心とした支えの強度のみを変えて準備ができたら②音を自然に跳躍させる、という手順を確実に踏んで練習することが勧められます。この①②の手順が同時、又は逆転してしまうと、声は開いてしまい、パッサッジョをキュウゾできずに喉声になってしまいます。(♭∀)
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