Q3646.発声練習の時何に気をつければよいですか?
A.発声練習は歌と違って純粋に声のことに集中できるので、歌う前には必ずやるようにしましょう。具体的に何に気をつけるかというと、まずは響きでしょう。ハミングをした時に鼻のあたりや目の周り、おでこ、上の前歯のすぐ上あたりがビリビリとしていたら響きが顔に共鳴できていると確認できます。発声練習の時に限らず呼吸については常に意識するべきなのですが、呼吸の問題が少なくなってきたら喉をあけることや前述の響きについて集中しましょう。喉をあけるときは身体を同時に開くようにしましょう。身体を開くことで喉が開く、喉の力で開けるのではないということを意識してください。大きくあくびをするイメージです。息がしっかり吸えて身体が充分に開いたら息を吐いていきます。響きを意識して声を出しましょう。その時姿勢が前のめりになったり、肩が内側に入ったり、胸が極端にしぼんでしまうようだと失敗です。
次に注意すべきは母音を明瞭にすることです。アとはっきり言いながら歌うことは非常に難しいことです。母音が明瞭になれば声の響きもさらに増すでしょう。急がず焦らずゆっくりと練習することも大切でしょう。(♭Ш)
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